【Montessoriちゃいるどはうす中吉田_044】探してつまんで移してね(箸のお仕事)
〈ねらい〉
箸の扱い方を知る、箸を使って混ぜる・つまむ・移す
〈材料〉
箸、箸置き、透明な器2つ、カラーサンド、消しゴム(1センチ弱の金太郎飴状のミニ消しゴム)
〈作り方及び説明図・完成図(写真)〉
1.透明な器ひとつにカラーサンドを入れる
2.様々な絵柄の消しゴムを数個、カラーサンドの中に埋める。
3.箸と箸置き、器2つをトレーに載せる。
〈子どもの様子〉
日頃、給食で箸を使い慣れている幼児クラスの子どもたち。お仕事のトレーをテーブルに運ぶとすぐに箸を持ち、カラーサンドを箸先で混ぜるようにしながら消しゴムを探っていく。箸を持った手だけで(反対の手を使うことなく)小さな消しゴムをつまむことができ、テンポよく空の器に移していた。お仕事の最中はとても集中しておりどの子もずっと無言。
消しゴムを全て移し終えると「見えないようにするんだよ」と言いながら、指で消しゴムをひとつずつ埋めていき、次に使う子がすぐにお仕事に取り掛かれるようにしてから棚に戻すことが身に付いていた。
器の消しゴムを探す時、器を両手で持ち上げて、底から消しゴムが見えるか目視している子がいて、透明な器の特性を子どもが理解していることが感じられた。
箸のお仕事に取り組んでいる子のところへ、年下の子たちが「何してるの」と次々にやってきて、じっとお仕事の様子を見たり、質問をしたりと興味津々だった。憧れが子どもたちの育ちに繋がっていくということが垣間見えて、縦割りの良さが表れていた。