【Montessoriちゃいるどはうす草薙_022】手押しバス
〈ねらい〉伝い歩きや歩き初めの子が歩く練習をする。友だちを乗せて押してみる。
〈材料〉段ボール、45㎝のラップの芯、ビニールテープ(赤、白)、結束バンド、牛乳パック、画用紙(黄色、はだいろ、黒、白、水色、紺)、フエルト(黄色、白、青、赤)、木工用ボンド、のり、子どもの顔写真
〈作り方及び説明図・完成図(写真)〉
① 段ボールの箱で本体を作る。箱をバスの形に切りとり、表面に黄色の画用紙を貼る。 角や画用紙のつなぎ目は白いビニールテープを貼り補強する。前面と床面にフエルトを貼る(子どもに当たっても痛くないようにするためと、滑りやすく動かしやすくするため)。
② ラップの芯に赤いビニールテープを巻きハンドルを作る。
③ ②のハンドルを結束バンドで本体に取り付け、上からフエルトを巻きつける。
④ フエルトや色画用紙でバスのタイヤ・ライト・窓を作り、本体に貼り付ける。
⑤ 牛乳パックで椅子をつくり中に取り付ける。
⑥ 窓にお子さんたちの顔写真を貼る。
〈子どもの様子〉
〈高月齢児〉保育士が提示をするとすぐに真似をして押した。保育室の中央にある一本橋のまわりを押しながらぐるぐる何周も回った。お友達を乗せてみると車が重くなり、それまでの押し方では進まず、ハンドルに胸を押し付けて足を踏ん張り全身を使って押そうとする。少しずつ進み、しばらくすると胸を押し付けていた体勢から腕を伸ばし押せるようになる。怖がったり嫌がることなく乗っていて、「Bちゃーん」と呼びながら手を振ると保育士に笑顔を見せ手を振った。自分より体重の重いお友達を押すこともできていた。大きなの人形を椅子の中央に乗せて押す子もいた。
〈低月齢児〉
押し歩くことはまだ出来ないが、自分で中に入ってみたり、ハンドルを触ってみたり興味を示していた。顔写真をじっと見ていたので、「Aくんがいるね」と言うと、保育士の顔をみてにっこりと笑った。