【Montessoriちゃいるどはうす中吉田_004】おともだちバス

〈ねらい〉ひも引き・入れる・握る・友達の名前を知る

〈材料〉バス型BOX・ラップの芯・セロファン・顔写真・ひも

   

〈作り方及び説明図・完成図(写真〉

BOXに数個の穴をあけて、蓋を両面テープで固定する。先頭部分にひもを通しておく。ラップの芯を三等分にカットして、セロファンで色を付けた後上部に顔写真を貼る。はがれないように上から透明テープで補強する。芯の先端がとがっていたので、やすりをかけていく。

 

〈子どもの様子〉

(A君)全員を乗せたくて、穴に二本のロールを入れようとしたり、ロールの中にさらに重ねて入れようとするなど考えているようだった。別のミニカーでも同じようにお友達ロールを持ってきて上に乗せていた。

(B君)車が大好きで、「バス」と言いながら喜んで近づき、人を全て降ろして、あえて無人で引っ張り進むことを楽しんでいた。

(Cちゃん)ロールの顔写真をよく見ていたので、並べて「〇〇ちゃんはどれかな?」と聞いていく。お友達のロールを指差して“〇〇ちゃん”と言って真似して発した。その様子を見ていたDちゃんが、自分の顔のロールを持って保育士に渡した。

・お友達の名前と顔が一致してきた子が増えて、保育士の問いかけに嬉しそうに指を差して教えてくれる。まだ一致できていない子達も、見慣れたお顔を見つけて微笑み喜んでいる。

・顔写真の方を後ろにして、「いないいない…」と言うと、タイミングを合わせて「ばぁ」と言って遊ぶ。

・低月例の子も穴に入れることができていた。片手で簡単に握ることができるため、両手に持って筒の中に重ねようとする子が多くいた。穴が芯よりもかなり大きめにあけてあるため、スムーズにはめられていた。

・ひも引きの玩具が大好きなのもあり、取り合いになる場面もあったが、保育士が間に入って余ったロールでクイズを出したり積み重ねる・並べたりしてバリエーションを変えて遊びの提供をしていくと、子どもたちも分散されていった。

今後は、子どもの様子を見てBOXの数を増やしたり、高月齢児用に穴の大きさを芯に合わせて入れる・はめる動きを洗練できるようにしていけたらと思う。

 

     

 

 

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