【Montessoriちゃいるどはうす草薙_021】動物の色めがね

〈ねらい〉色ついた透明な板を通して見える景色や色の変化に興味を持つ 見え方の違いを楽しみ保育士や友だちと共有しあう。

 

〈材料〉色透明下敷き(赤・青・黄色)、カラー工作用紙、両面テープ、丸シール、色鉛筆、ビニールテープ(ピンク・青・黄色)

 

〈作り方及び説明図・完成図(写真)〉

① 子どもが親しみやすい動物の形(うさぎ・ねこ・くま)の虫眼鏡風の型紙を作り、それに沿いカラー工作用紙を切り抜く。口の部分を大きめにくり抜く。

② 口の大きさに合わせて切った色透明下敷きを、①のカラー工作用紙にはさんで両面テープで貼り合わせる。ラップの芯に赤いビニールテープを巻きハンドルを作る。

③ 丸シールや色鉛筆で、動物の顔をつくる。

④ 取っ手部分をビニールテープで巻く

 

   

 

〈子どもの様子〉

 

 

 

 

 

色めがねを手にすると、覗き込みながら公園内を散策したり、立ち止まり空を見上げたり、思い思いに行動していた。

Aちゃんは、色めがねを自分の手にかざしてしばらく見ていた。遊具やいろいろな場所を覗きながら見え方の違いを確かめているようだった。

Bちゃんが、黄色の色めがねで滑り台の黄色の部分を見ていた時、保育者が「何色に見える?」と聞くと「オレンジ色に見える!」と答えた。

赤の色めがねで葉っぱを覗き込み、「茶色に見える」と言った。Cちゃんは青いブランコに黄色の色めがねをかざし、「きみどり!」と保育者に教えた。

曇りの日にはわからなかったが、晴れの日に使うと影にも色が映り、保育者が指を指し注意を引くと、座り込んで影を不思議そうに見ていた。

1歳児は色めがねと通して見える景色の違いをおのおの楽しむ子どもが多く、2歳児は保育者に見えた色を伝えたり、友だちと色めがねを交換して見え方の違いに気付いたりし、保育者や友だちと思いを共有していた。

 

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